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床の間を活用する方法は?リフォームのアイデアや注意点を解説

2023年10月13日

床の間をうまく使えていないと悩んでいる方は、活用方法を知ってデッドスペースを解消したいでしょう。

床の間は日本に長く伝わる空間ですが、徐々に意味や役割を知らない方も増えています。

ルールがわからないため、一層使いにくいと感じてしまうのでしょう。

今回の記事では、床の間の意味・役割や活用方法を解説します。

リフォームアイデアに加え、注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

床の間を活用する方法は?リフォームのアイデアや注意点を解説

床の間はもてなしのための空間

昔から和室に設えられる床の間は、正確に意味・役割・使い方を知っている方が減っています。

床の間がどのような意味をもつスペースなのか、解説します。

意味や役割

床の間は日本特有の空間で、来客をもてなす部屋に作られます。

床の間に花や掛け軸を飾り、来客が訪れる部屋を華やかに演出する場所です。

また、身分の高い方が床の間を背にした上座に座る、といったマナーがあります。

床の間には「本床」「壁床」「蹴込床」「置き床」「織部床」などの種類があり、それぞれ特徴や魅力が異なります。

避けるべき使い方

床の間のある部屋では、下座に身分の高い方・目上の方を座らせるのはタブーです。

また、床の間は神聖な場所と考えられているため、仏壇を置くのがタブーと考えられるケースもあります。

一方で、神聖な場所だからこそ、仏壇を置いて故人を偲ぶといった考え方もあります。

地域や宗教によって床の間の意味や、タブーとされる行動はさまざまです。

ほかにも床の間を物置代わりにしたり、床に傷をつけたりする行為も避けた方がよいといわれています。

床の間をおしゃれに活用する方法

来客をもてなすための場所と考えると、床の間を飾るのは難しく感じるかもしれません。

しかし、床の間に飾るものは家によってさまざまです。

飾り方に決まりはないため、ライフスタイルや好みに合わせて飾るとよいでしょう。

鏡餅や雛飾りといった季節の飾りや季節の花を活けて飾るほか、掛け軸・壺などの美術品が一般的です。

和室に合う絵を飾る方もいます。

好きなインテリア用品やランプ、お皿など、趣味のものを飾って楽しむスペースにする方法もあります。

【DIYもできる】床の間をリフォームして活用する例

床の間をそのままの形で活用するのが難しい場合、リフォームする方法もあります。

活用例としては次のようなものがあります。

  1. 収納スペースにする
  2. 作業用スペースにする
  3. 壁紙を変える

ライフスタイルに応じて、活用方法を考えるとよいでしょう。

ポイントを解説します。

例①収納スペースにする

収納スペースが足りない場合、床の間を棚やクローゼットにリフォームしてはいかがでしょうか。

扉やカーテンをつければ、部屋の雰囲気を損ないません。

荷物に合わせてハンガーパイプを設置する・本棚のような棚にするなど、収納のタイプを検討するとよいでしょう。

また、和室から洋室にするなど、部屋全体のリフォームと併せて行うケースもあります。

規模によってリフォーム費用が異なります。

カーテンや突っ張り棒の設置など、大がかりなものでなければDIYも可能です。

例②作業用スペースにする

仕事や作業をするスペースが欲しい方は、床の間を作業用スペースにリフォームする方法もあります。

カウンターを設置したり、床の間を床や畳に替えたりする方法が一般的です。

床の間をそのまま利用する場合、DIYで簡単に作業用スペースが作れます。

集中する空間を作るなら、周囲に区切りを設置するのもよいでしょう。

反対に、圧迫感や暗さを感じるなら、窓を設置する方法もあります。

光が入り、部屋全体が明るくなるでしょう。

高度なリフォームになるため、費用が掛かる点には注意してください。

例③壁紙を変える

和室の壁とは異なる壁紙を貼ると奥行を感じられるようになり、部屋にメリハリが生まれるといった効果が期待できます。

部屋に置いてある家具や、隣接する部屋のデザインを考慮して壁紙の色を選べば浮かずにすむでしょう。

花や掛け軸を飾る予定があれば、アースカラーの壁紙が向いています。

DIYで使用できる壁紙もあり、手軽に印象を変えられる方法です。

また、壁のアレンジとしては飾り棚を設置する方法もあります。

床柱の存在感が大きい場合は、取り除くと部屋の印象が変わります。

床の間をリフォームする際の注意点

床の間をリフォームする際は、部屋全体の雰囲気に合わせたデザインにするだけでなく照明にも配慮しましょう。

花や掛け軸などを飾る場所であれば、間接照明や和室の灯りだけで十分です。

しかし、作業用スペースにするなど、使い方によってはもっと強い照明を必要とします。

天井に新しく照明を設置したり、デスクライトを使用したりなどの対策を考えましょう。

また、マンションでリフォームを行う場合は管理規約を確認する必要があります。

基本的に床の間は専有部分ですが、マンションによっては管理規約でリフォームを制限している場合があります。

加えて、リフォーム時に使用する床材などが指定されている可能性もあるでしょう。

事前に細かな部分まで確認しておくと安心です。

まとめ

床の間は古風なイメージがあり、飾るものにもルールがあると考える方もいるでしょう。

そのため、うまく活用できていないケースもありますが自由に飾りつけても問題はありません。

具体的な希望がある場合、リフォーム会社に相談するとよいでしょう。

条件や希望に合わせて、さまざまな提案をしてくれます。

株式会社フォーディーエムは、デザインリフォームのスペシャリストとして皆さんの理想を叶えるお手伝いをしています。

リフォームを検討している方は、ぜひ気軽にご相談ください。