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ガレージリフォームの種類と費用相場について解説!注意点も紹介

2023年10月27日

大切な愛車を長持ちさせるためには、ガレージの設置が望ましいです。

ガレージのリフォームは、古くなったガレージの立て直しやカーポートからの変更など、さまざまな目的で行われます。

「どのくらいの費用がかかる?」

「リフォーム計画の立て方って?」

この記事では、このような悩みを抱えている方に向けて、ガレージリフォームの種類や費用、注意点などについて解説します。

ガレージをリフォーム予定の方は参考にしてください。

ガレージリフォームの種類と費用相場について解説!注意点も紹介

ガレージのリフォーム3種類と必要な費用

ガレージを設置する際は、ある程度の広さが必要です。

面積によっては、費用も高額になるケースが多くあります。

ここでは、ガレージの代表的な3種類の紹介や設置費用について解説します。

1.独立したガレージ

住宅の敷地内に独立したガレージを設置するときの費用は、100万円前後かかります。

デザインにこだわらず、現場で組み立てる既製品のシャッター付きのガレージを選べば予算削減も可能です。

基礎の仕様や地盤の状況でも変わるため、設置前に見積もりを出してもらいましょう。

基本的に既製品であれば安価で施工可能ですが、リフォーム会社に建築してもらう場合は高額になる可能性があります。

また、ガレージのデザインなど綿密に凝るほど値が張るため、十分考えて予算を組みましょう。

2.使用していない部屋を減築してビルトインガレージに変える

ビルトインガレージとは、建物内部に設置された駐車スペースです。

一般的に、建物の1階部分をガレージにして、2階より上を居住空間にするケースが多くみられます。

住宅の一部をリフォームするため、敷地に新たにガレージを建築するよりも高額になりがちです。

室内から直接出入りができる設計にすれば、雨天時にも濡れずに乗り降りができます。

注意点としては、開口部が大きくなる点で、特に木造住宅の場合は耐震性の強化が必要です。

未使用の部屋をビルトインガレージに改装する場合の費用は、内装の解体や床のコンクリート打ちまで含めると、およそ150~350万円です。

3.掘り込み式車庫

掘り込み式車庫とは、道路より高い位置の住居の下に埋め込まれたガレージです。

平地だけではなく、斜面地の高低差を活用して作られるケースもよくみられます。

敷地に余裕がなくても設置でき、住居スペースに影響のない点が掘り込み式車庫のメリットです。

ただし、安全性の面から施工不可となるケースもあります。

この設置工事は、トンネルを掘っていく作業と同じように、上部になる住居の安全性や耐久性の確保が必要です。

高度な技術が求められるため、高額な費用がかかります。

具体的には、擁壁の高さや駐車スペースによって変わりますが、およそ200~800万円です。

ガレージのリフォームにおける4つの注意点

リフォームの計画を立てる際には以下の4つの点に注意してください。

  1. 固定資産税が発生する
  2. 建築確認申請が必要
  3. 将来の車の買い替え時にも対応可能にする
  4. 前面の道路からの出入りを考慮に入れる

それぞれについて解説します。

1.固定資産税が発生する

ガレージは、屋根があり屋内としての用途に使用されるので、建築基準法で「建築物」に該当します。

設置するガレージが「家屋」に認定されると固定資産税が発生します。

一方で、部屋の床面積を変えずに、減築をしてビルトインガレージにすると固定資産税を下げられるケースが多いです。

しかし、税制まで考慮に入れてのリフォームは煩雑です。

心配な方は、施工実績が多い業者や、土地家屋調査士などの専門家と相談しながら計画を立てましょう。

2.建築確認申請が必要

ガレージを建てる場合には、建築確認申請が必要です。

ガレージは建築物に分類されるので、役所などに建築確認申請書を提出し、条例や法令に則って設置しなければなりません。

建築物のため、建ぺい率や容積率などの問題が発生します。

建ぺい率や容積率に余裕がない場合には、希望のサイズのガレージを設置できない場合もあります。

駐車場のレイアウトや構造、お住まいの地域などで設置可否が異なりますので、法律や条例に詳しい施工会社などの専門家に確認しましょう。

3.将来の車の買い替え時にも対応可能にする

一般的に自動車は5~10年程度で買い替える方が多くみられます。

また、ライフステージの変化により乗換えあるいは子どもが成長し増車するケースもあるでしょう。

ガレージのリフォームを計画する際には、このような将来的に起こる可能性も踏まえ、慎重に検討する必要があります。

車の買い替え時など、再度設置し直す事態にならないようによく検討し施工するのが大切です。

4.前面の道路からの出入りを考慮に入れる

リフォームするガレージの間口は、前面の道路からの出入りを考慮し決めましょう。

戸建て住宅に設置するガレージでは、前面の道路から旋回してバックで駐車すると考えられます。

駐車のしやすさは、前面道路の幅と車幅で決まるので念入りなシミュレーションが重要です。

また、前方道路の幅が十分にない場合はガレージの間口が狭いと駐車しにくいため、できるだけ間口を広く取るとスムーズで安全に駐車できます。

まとめ

ガレージは、駐車スペースであることはもちろん、大切な愛車を守ってくれる場所です。

さらにご家庭の希望や都合に合わせてリフォームすれば、車から自宅への導線を最適化できます。

また、防犯やプライバシー面を高められるため安全面も強化できます。

いずれにしても、綿密な計画や予算設定が大切です。

どのようなガレージだと使い勝手がよいのか家族で話し合い、満足できるガレージリフォームをしましょう。