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狭いトイレにも手洗い器はあった方がいい?設置アイデアを紹介

2023年09月29日

トイレが狭いと動きにくく、手洗い器を別に設置するべきかは悩みどころです。

掃除道具やトイレットペーパーのストックなど、トイレに置いておくと便利な物もあり、限られた空間を有効活用したい方も多いでしょう。

今回の記事では、狭いトイレに手洗い器を設置するメリットや、空間を有効活用するアイデアを紹介します。

手洗い器を設置するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

狭いトイレにも手洗い器はあった方がいい?設置アイデアを紹介

狭くてもトイレに手洗い器があった方がいい理由

狭くても、トイレ内に手洗い器があった方がいい理由は3つあります。

1つ目は、トイレの菌を外に持ち出さずにすむため、感染症予防になる点です。

特に感染性の病気が流行る季節は重宝するでしょう。

2つ目は、来客時にトイレ以外の場所を見られずにすむ点です。

トイレ内で手洗いまで終われば、ほかの場所をお客さまに見られる心配がなく、プライベートを確保できます。

3つ目は、別に手洗い器があると使いやすい点です。

トイレタンクの手洗い器は、小さな子どもや高齢者には使いにくいケースがあります。

別の場所に取り付けた方が使いやすく、手を洗う習慣も身につきやすいでしょう。

狭いトイレに手洗い器を設置するアイデア

狭いトイレでも、工夫次第で手洗い器の設置が可能です。

3つのアイデアを紹介します。

  1. タンクレストイレに交換する
  2. 小さな手洗い器を選ぶ
  3. 埋め込み型を選ぶ

予算や条件に応じて、取り入れやすいアイデアを検討してください。

それぞれのポイントを解説します。

アイデア①タンクレストイレに交換する

便器をタンクレストイレなどサイズの小さなものに交換し、スペースを確保する方法です。

背面にタンクがあるタイプは、広いスペースが必要になります。

タンクレストイレは構造がシンプルで掃除や手入れがしやすく、見た目がすっきりするメリットもあります。

トイレそのものの交換も考えているなら、タンクレストイレを選ぶと狭いトイレを広く使えるようになるでしょう。

アイデア②小さな手洗い器を選ぶ

サイズが小さな手洗い器を選べば、限られたスペースにも設置できます。

サイズだけでなく、厚みのないものもあるため、設置できそうなスペースに合わせて製品を選びましょう。

アイデア③埋め込み型を選ぶ

壁に手洗い器を埋め込めば、設置スペースが不要です。

ただし、壁に穴を開けるため、給排水管などの都合で取り付けられないケースもあります。

事前に業者に調査してもらうなどして確認しましょう。

また、マンションの場合は管理規約を確認し、壁に穴を開けられるかどうかの確認が必要です。

狭いトイレに向いている手洗い器の種類

狭いトイレに向いている手洗い器には、次のような種類があります。

  1. 収納にもなるキャビネット型
  2. 物が置けるカウンター型
  3. 足元がすっきりする壁付け型
  4. スペースが増える埋め込み型

それぞれの特徴を解説します。

種類①収納にもなるキャビネット型

キャビネット型は、手洗い器とキャビネット(物入れ)が一体になっているものです。

置き型タイプとも呼ばれます。

トイレットペーパー・掃除用具・サニタリー用品などを収納できるため、狭いトイレ内もすっきりします。

サイズや形はさまざまで、設置できる場所も異なるため、トイレに合わせて選びましょう。

種類②物が置けるカウンター型

カウンター型は、手洗い器と一体になったカウンターを設置するタイプです。

カウンターの上に物を置けるため、手洗い用の石けんや消臭剤の置場所に丁度よいでしょう。

カウンターと手洗い器が一体になったもののほかに、カウンターに洗面ボウルや水栓を後付けするタイプもあります。

カウンターのみを設置する場合、収納はありません。

収納がほしい場合は、収納付きのカウンターを選びましょう。

種類③足元がすっきりする壁付け型

壁付け型は壁に手洗い器を取り付けるため、宙に浮いた形になり足元がすっきりします。

手洗い器の脚やパイプが移動の邪魔になる場合にもピッタリです。

シンプルなデザインの製品だけでなく、タオル掛けや紙巻器が一体になったタイプなど、狭いトイレ向けにデザインされたものもあります。

種類④スペースが増える埋め込み型

埋め込み型は、手洗い器を壁に埋め込む形で取り付けます。

手洗い器が出っ張らないため、スペースをとらず狭いトイレを広く使えます。

手洗い器のみを埋め込むタイプのほか、埋め込み式の収納が一体になっているもの、タオル掛けが付いているものなど、さまざまです。

狭いトイレに手洗い器を設置する費用の目安

トイレに手洗い器を後付けで設置する場合、手洗い器本体の価格だけでなく、給排水管などの工事費用が必要です。

どの程度の工事が必要かは家庭によって異なるため、紹介する工事費用は目安として見てください。

キャビネット型15~20万円
カウンター型10~17万円
壁付け型8~15万円

埋め込み型は壁に穴を開けるため、補強やクロスの貼り替えといった作業も必要になります。

壁の状態によって必要な工事が変わるため、専門業者に見積りを依頼しないと正確な金額はわかりません。

ほかのタイプも、周囲の壁紙や床材の貼り替えが必要になれば、費用は高くなります。

手洗い器の価格もさまざまで、機能性や品質にこだわるほど高くなります。

LIXILの製品の中から一例を挙げると、狭いトイレに向いている「狭小手洗いシリーズ」は39,200円からです(2023年9月時点)。

さまざまなメーカーの製品を見比べ、予算に合うものを探しましょう。

まとめ

トイレが狭くても、工夫次第で手洗い器の設置は可能です。

メーカーのホームページやパンフレットで、どのような手洗い器があるか見るとイメージが膨らむでしょう。

住宅の構造や予算の問題で、設置できるかどうか不安がある方は、専門業者に相談しましょう。

条件に合わせたプランを提案してもらえます。

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デザイン性の高いリフォームがしたい方は、気軽にご相談ください。