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リフォームで掘りごたつは設置可能?設置できる種類や注意点も解説

2023年08月31日

掘りごたつはリフォームで設置可能です。

しかも、近年は賃貸物件でも設置可能な掘りごたつもできました。

その一方で、掘りごたつを設置する際の注意点もあります。

今回はリフォームで掘りごたつを設置する方法やその種類、注意点を紹介します。

リフォームで掘りごたつを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。

リフォームで掘りごたつは設置可能?設置できる種類や注意点も解説

リフォームで掘りごたつを設置する方法・費用相場を解説

掘りごたつは床を掘って作るため設置場所が限られると思われがちです。

しかし、実はマンションや一戸建ての2階にも設置可能です。

ここからは、リフォームで掘りごたつを設置する方法の種類や、費用相場を紹介します。

1階建てなら床下を掘り下げればOK

掘りごたつは、床に穴を開けて熱源を設置しユニットをその上に置くタイプの商品です。

床が椅子のようになるので、直接床に座るタイプのこたつより足が楽で、くつろげます。

一戸建ての1階に設置するならば、床の一部に穴を開け、そこに熱源を設置するスタンダードな方法で掘りごたつを作れます。

設置費用は30万円からです。

床下の状態や工事の内容よって値段が変わるため、まずは業者に正確な見積もりを出してもらいましょう。

それ以外は床を上げて設置しよう

マンションや一戸建ての2階以上は、床を掘り下げられません。

しかし、床を上げて小上がりを作り、そこの一部を下げれば掘りごたつを設置できます。

小上がり自体に腰かけを作ったり一部を収納スペースにしたりすれば、フラットな床よりも使い勝手が広がるでしょう。

その一方で、高齢者や小さな子どもは段差に躓いたり落ちたりする危険があります。

設置する場合は安全対策をしっかりしましょう。

床を上げて掘りごたつを設置する費用は15万円からです。

床下を掘り下げるより安価なケースも多いでしょう。

ただし、床板の強度によっては補強が必要です。

ユニット掘りごたつを利用する方法もある

ユニット掘りごたつとは、小上がりを含めて掘りごたつを簡単に設置できるキットのような製品です。

1か所に穴が開いた大きなベッドのような台座を組立て、その上に掘りごたつを設置します。

ユニット掘りごたつならば、賃貸物件でも掘りごたつを設置可能です。

1日で設置もできるので、掘りごたつの使い心地を試したい場合にも適しています。

ユニット掘りごたつの費用は大きさにも異なりますが、おおよそ15万円からです。

それに、工事費用が3万円程度かかります。

なお、ユニット掘りごたつは3畳程度の小さなものも多く、大人数で利用するには適していません。

既存の掘りごたつを修理する方法

掘りごたつのリフォームには、掘りごたつの修理も含まれます。

経年により、電源が故障したり内部が傷んだりもするためです。

本格的な床下を掘り下げるタイプの掘りごたつは、内部を修繕したり補強したりしましょう。

小上がりを作るタイプや、ユニット掘りごたつは傷んだ部分や製品を丸ごと交換する方法もあります。

費用は10万円程度です。

なお、掘りごたつが不要になった場合は、床下に開けた穴をそのまま床下収納にする方法と、床板を改めて張り直す方法があります。

小上がりやユニット掘りごたつの場合は、そのまま解体するか床下収納として使いましょう。

解体費用は設置方法によって異なります。

まずは、業者に見積もりを作ってもらってください。

リフォームで掘りごたつを作る注意点

最後に、リフォームで後付けで掘りごたつを作る注意点を紹介します。

掘りごたつは一般的なこたつより高齢者でも使いやすいので人気があります。

そのデメリットも把握しておきましょう。

床下を掘り下げると補強が必要

床下を掘り下げる本格的な堀ごたつを作る場合は、床の補強が必要になる場合もあります。

特に、築年数が経った床は補強を頑強にしないと耐えられないケースもあるので、注意しましょう。

補強工事が必要な場合、費用も工期も余計にかかります。

なお、小上がりを作る場合も床に補強が必要なケースもあるので、注意してください。

賃貸物件でもユニット掘りごたつが使用できます。

しかし、床板の種類によっては凹みがつき、退去時に修繕費用を請求される可能性もあるでしょう。

床に段差が生まれる

小上がり式の掘りごたつは、足を入れるスペースを確保するためにある程度高さが必要です。

高齢になると、上がりにくさを覚えるかもしれません。

その場合は、踏み台をつけるなど工夫をしましょう。

小上がり式の掘りごたつは子どもの遊び場としてもぴったりです。

しかし、子どもが頭から落ちる恐れもあります。

子どもが遊んでいるときは、目を離さず必ず大人が一緒にいるなどの工夫をしてください。

子どもがまだ赤ちゃんの場合は、ある程度大きくなってから小上がりを作ったほうが安全です。

まとめ

掘りごたつは家を建てるときに作らなくても、リフォームで後付けが可能です。

その場合、一戸建ての1階以外に作る場合は、床板を上げる形で設置します。

小上がりは、床下収納などにも使え何かと便利です。

しかし、転倒や転落事故にもつながる恐れがある点には注意しましょう。

ユニット掘りごたつを利用すれば、賃貸物件でも掘りごたつを設置できます。

まず床板の強度をよく確かめたうえで、ユニットを設置しましょう。

そうすれば、退去する際にもトラブルになりません。