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床暖房はリフォームで後付けできる!費用や注意点を詳しく解説
2023年05月24日
床暖房の導入を検討している方の中には、費用がどれくらいかかるのか、どのような点を注意すべきなのか知りたい、と考える方もいらっしゃるでしょう。
注意点やメリット・デメリットを理解したうえで検討すれば、後悔する確率を減らせます。
この記事では、床暖房を後付けする費用のほか、メリット・デメリットなど詳しく解説します。
導入を検討する際にご活用ください。
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床暖房の基礎知識
床暖房は一戸建て、マンションのどちらでも、後付けで設置が可能です。
具体的な方法を検討する前に、床暖房の仕組みや種類、メリット・デメリットを確認しましょう。
正しい知識があれば、後悔する可能性を減らせます。
暖かくなる仕組みと暖房の種類
床暖房は、床下に設置した熱源で部屋を暖める仕組みです。
床面積の60%に床暖房を設置すると効果的だといわれています。
床暖房には2種類あり、それぞれ次のような特徴があります。
電気式床暖房 | ・工事がシンプル ・温水式に比べて導入費用が安い ・工事期間は1~2日間 ・暖まるまでに時間がかかる ・低温やけどをする可能性がある |
温水式床暖房 | ・電気式に比べて導入費用が高い ・ランニングコストは安い ・工事期間は3~5日間 ・暖まるのが速い ・部屋全体を均一に暖められる ・低温やけどの心配がない |
設置する場所や条件によってどちらが向いているか変わりますので、よく検討して決めましょう。
メリット|体に優しく手入れが楽
床暖房には次のようなメリットがあります。
- 冷えやすい足元を暖められる
- 空気を汚さず乾燥しにくい
- 日々の手入れが楽
エアコンやヒーターは、部屋の温度に対して足元が冷えやすい傾向があります。
また、空気が乾燥して喉を痛めやすいため、体調不良の原因になるケースもあります。
床暖房は足元から暖まり、空気が乾燥しにくいので、体に優しい暖房といえるでしょう。
空気が汚れにくく、ホコリも舞いにくいため、アレルギー体質の方でも安心です。
また、掃除や給油、フィルターの掃除といった日常的な手入れが必要ないため、管理が楽です。
デメリット|暖まるのに時間がかかる
床暖房には次のようなデメリットがあります。
- 初期費用が高い
- 部屋が暖まるまでに時間がかかる
- 定期的なメンテナンスが必要
床暖房は、設置費用が高くなる傾向にあります。
メンテナンスは、10年に1回ほど熱源機の交換、寒冷地であれば年1回程度不凍液の交換が必要です。
耐用年数は商品によって異なりますので、いつ、どの程度費用がかかるのかといったランニングコストも意識しましょう。
また、エアコンやヒーターと比べ、部屋が暖かくなるまでに時間がかかります。
部屋が暖まるまでは、ほかの暖房器具と併用するとよいでしょう。
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床暖房を後付けする際の費用
床暖房を後付けする費用は、床暖房の種類と設置方法によって変わります。
それぞれ目安をご紹介します。
種類別に比較|電気式の方が安い
種類別に比較した場合、設置費用は電気式の方が安い傾向にあります。
面積 | 電気式床暖房 | 温水式床暖房 |
8畳 | 約32~72万 | 約40~95万 |
10畳 | 約37~80万 | 約49~100万 |
12畳 | 約50~85万 | 約63~110万 |
どちらの種類を選ぶかは、初期費用だけでなく、メンテナンスなどにかかる費用などランニングコストも考慮しましょう。
設置方法別に比較|直貼りの方が安い
床暖房を設置する方法は、直貼りと張り替えの2種類があります。
直貼り(1畳あたり) | 約5~8万 |
張り替え(1畳あたり) | 約8~11万 |
このほか、熱源機の設置費として約25~100万円かかります。
直貼りは既存の床を撤去しなくてすむ分、費用が抑えられるでしょう。
しかし、床暖房を設置したところは床が高くなりますので、段差ができます。
小さいお子さんや高齢者のいる家庭では注意が必要です。
【要注意】床暖房を後付けする前にここをチェック!
床暖房は一戸建て、マンションどちらでも後付けできますが、事前にチェックしておくポイントもあります。
- マンションの管理規約は問題ないか
- 電気の容量は問題ないか
- 家具の重さを考えた設置場所か
- 効率を考えた設置面積か
- 傷まない床材か
それぞれ詳しく解説します。
①マンションの管理規約は問題ないか
マンションは管理規約でリフォームについてルールが決まっています。
管理規約で床材の張り替えが禁止されていると、床暖房を設置できない可能性もありますので事前に確認しましょう。
床材の遮音等級が決まっている場合は、床材を選ぶ際に影響してきます。
②電気の容量は問題ないか
床暖房と電化製品を一度に使うと、ブレーカーが落ちるかもしれません。
現在の電力に不安がある場合、電気容量を増やす工事も検討しましょう。
マンションの場合、マンション全体で使える電気容量に余裕があるかを確認してください。
③家具の重さを考えた設置場所か
床暖房は家具と床の間に熱がこもるため、脚のない家具や重い家具を置けないケースがあります。
置ける家具の重さは床暖房によって変わりますので、あらかじめ確認しましょう。
家具が置けない場合、レイアウトを変更するか、家具の買い替えを検討してください。
④効率を考えた設置面積か
床暖房は床面積の60~70%をカバーすると、暖房効果が得られるといわれています。
部屋全体に設置する必要はありません。
しかし、暖かさや、部屋が暖まるまでの時間を優先させる場合は、設置面積を増やしましょう。
⑤傷まない床材か
一般的な複合フローリングは、急激な温度変化に耐えられず、反りや割れが生じるかもしれません。
床暖房用フローリングやコルク、カーペットといった、床暖房に対応できる床材を使用する必要があります。
まとめ
床暖房は一戸建て、マンションに関係なく後付けできますが、管理規約などをあらかじめ確認してから検討しましょう。
費用は床暖房の種類、設置方法、設置面積で変わります。
より具体的な費用が知りたい場合は、業者に見積りを依頼しましょう。
部屋を暖めるために必要な面積は地域で変わるケースがありますので、地域の特性を理解している業者へ相談すると安心です。
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