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半畳程度のパントリーでもあった方が良い?使いやすい収納の作り方

2023年05月08日

最近では新築住宅でもパントリーを導入する方が多いです。

しかし、間取りの関係上、パントリーを広く取りたくても半畳程度しか取れない場合もあります。

半畳程度しか取れないならパントリーを作る必要はないのでは?と思う方もいるかもしれません。

狭いパントリーでも、実は工夫次第で住み始めてからの生活をしっかりサポートするほどの収納力を発揮できます。

この記事では、半畳のパントリーを賢く使うコツと、半畳以上のパントリーを作る時のポイントを解説します。

自分の生活で必要な収納量を把握して、必要な広さのパントリーを作る参考になるので、ご覧ください。

半畳程度のパントリーでもあった方が良い?使いやすい収納の作り方

パントリーとは?半畳はどのくらいの広さかも紹介

パントリーとは、食品や日用品を保管するためのスペースです。

最近では、住宅の一角にパントリーを設けるのが一般的になっています。

パントリーにはウォークインタイプや壁に棚を取り付けるタイプなどさまざまな形状があります。

できるだけ広いパントリーが欲しいと考えている方も多いでしょう。

半畳は、面積で考えると0.81㎡です。

正方形の形だと一辺が90cm程度ですが、住宅の場合は柱のサイズも考慮されるため実際に使える幅は約78cm程度になります。

長方形サイズの半畳スペースの場合、柱も考慮すると幅は約33m、奥行きは170cm程度になります。

半畳のパントリーを賢く使うコツ

具体的な寸法で半畳を説明すると、狭く感じる方も多いかもしれません。

LDKなどのほかの空間を優先するとどうしてもパントリーに使えるスペースが半畳しか取れない場合もあります。

半畳のパントリーは作ってもあまり意味ないのでは、と考える方もいるかもしれませんね。

しかし、狭くても工夫次第で十分使い勝手の良いパントリーになります。

そのコツを簡単に説明します。

コツ①ウォークインタイプにはしない

半畳でも棚をL字型やコの字型に取り付けてウォークインタイプのパントリーが作れます。

しかし、この場合、人が入るスペースを考慮して棚の奥行きを狭めなければなりません。

その分収納量が落ちます。

半畳の場合は壁いっぱいに棚を取り付けた方が、収納量が多いです。

どうしてもウォークインタイプにしたい場合は、奥側の棚に大きな物を収納して、手前に調味料などの小さい物を収納するなど使い分けるようにしましょう。

コツ②分別ゴミを入れるスペースを作る

ペットボトルや缶などの分別ゴミをしまうスペースを作って、パントリーに扉をつければ普段はゴミを隠せます。

キッチンがすっきり見えるのがポイントです。

ただ、生ゴミや燃えるゴミは、臭いがほかの日用品につく可能性もあるのでおすすめしません。

コツ③可動棚にする

棚の位置を変えられる可動棚の設置は、パントリーを作る時の必須条件です。

固定棚だと背の高い物を収納できず、使い勝手が悪くなる可能性があるからです。

可動棚であれば、収納する物に合わせて高さを調整できます。

そのため、デッドスペースが発生しにくく便利です。

コツ④扉をつけて隠す収納にする

パントリーにたくさんの日用品を詰め込むので、できれば普段は見えないようにしたい方は多いでしょう。

扉をつけ、普段は扉を閉じておけば、LDKもすっきりして見えますよ。

なお、ロールスクリーンなら、より手軽で扉よりも安く取り付けられます。

コツ⑤照明をつけると物を探しやすい

パントリーには基本的には窓をつけないため、ほかの部屋よりも暗い空間になりがちです。

小さな照明をつけておけば、収納している物も取り出しやすくなります。

人感センサー式なら扉を開くと明かりが自動的につくので、とても便利です。

コツ⑥既製品の収納ケースを活用する

最近では百均やホームセンターでたくさんの収納ケースが売られています。

収納ケースを活用すれば、日用品の種類別に分類も可能です。

半畳と狭いパントリーで無駄なくスペースを有効活用するために、既製品の収納ケースを活用してはいかがでしょうか?

パントリーを作る際のポイント|半畳以上必要か考えよう

パントリーは広ければ広いほど便利で使いやすいと考える方もいるかもしれません。

しかし、半畳でも十分収納量が足りる場合もあります。

ここでは、パントリーを作る際のポイントについて解説します。

本当に半畳以上のスペースが必要かどうか、判断する材料にしてください。

ポイント①必要な収納量を考える

まずは、今の生活状況からパントリーに収納したい物がどのくらいあるかを考えましょう。

収納には、ほかにもウォークインクローゼットや洗面所の収納スペース、キッチンの食器棚などがあります。

ほかの収納スペースで十分補えるのであれば、半畳程度でも十分な場合もあります。

ポイント②パントリーと他の部屋の動線を考慮する

パントリーを設置する際には、動線を意識しましょう。

キッチンで使いたいのであれば、キッチンのすぐそばにパントリーを設置します。

洗剤やタオルなど洗面所やトイレで使う備品も一緒に収納するようにしたいなら、キッチン・トイレ・洗面所のどこからでもすぐに使える場所に配置しましょう。

ポイント③棚の奥行きがどのくらい必要か考える

棚の奥行きは、収納したい物によって検討しましょう。

例えばホットプレートを収納したいのであれば、大体45cmの奥行きが必要です。

また、先にも述べましたが、必ず可動棚にしてください。

ただ、45cmのような奥行きのある棚は重くなるので、可動棚として棚の位置を変える際に少し大変です。

ポイント④ウォークインタイプにするか考える

ウォークインタイプにする場合は、人が通るスペースが必要です。

大体60cm程度の幅を確保すれば物も取り出しやすくなります。

これ以上狭い通路だと、物を取り出す際に体がほかの棚にぶつかったり、取り出す物がかさばったりして取り出しにくくなります。

ポイント⑤扉の形状を考える

パントリーで使われる扉の特徴を以下にまとめています。

引き戸スライド式で開閉しやすい。
扉を全開できないため、幅の大きい物は収納しにくい。
折戸・観音開き全開できて物を取り出しやすい。
扉の開閉するスペース確保が必要。
オープンタイプ扉の開閉がなくて楽。
内部が常に丸見え状態になる。
ロールスクリーン開閉が手軽で扉よりも安価。
見た目の好みが分かれる。

それぞれの種類で利点・欠点があるので、しっかり考慮して選びましょう。

まとめ

パントリーを作るポイントやコツについて解説しました。

使い方次第で狭いパントリーでも、十分な収納力が発揮できる理由を確認できたかと思います。

間取りの関係でパントリーのスペースが十分取れないと悩んでいる方は、限られたスペースを最大限有効活用するために、紹介したコツをしっかり実践してください。